大野村⇔宮内村

海の見える杜美術館から広島方面に向かう途中に村境の石柱がありました。

20140528大野村⇔宮内村  (1)大野 宮内 村境

当館は旧大野村にあるのですが、大野村が宮内村と境を接していたのはこの場所であったのだと、静かに教えてくれました。

この石柱がある道は大昔からの由緒があり、江戸時代には五街道のひとつ西国街道として重要な役割を果たしていました。その時に定められた二間半(約4.5m)の道幅そのままに現在に至っています。そしてこの石柱の立つ場所は、紀元600年ごろの伝説がある大野四郎由来の四郎峠にあります。現在「エコセンターはつかいち」がある場所です。

日ごろ通いなれた道でしたが、この石柱にいざなわれて、清盛が、秀吉が、そして幕末維新の志士たちが駆けたであろう光景が日常の風景に重なってみえたような気がしました。

20140528大野村⇔宮内村  (2)

いつの時代に建てられたのか気になりますが、この石柱には日付の記述がありません。下限ははっきりしていて、大野村が大野町になる1950年(昭和25年)4月1日より前です。上限は両村の呼び名が江戸よりずっと前からあったのではっきりしませんが、風化の度合いなどからみて、明治22年の市町村施行時に村境を確定のために設けられたものでしょうか。皆さんはどうお考えになりますか。

街道が好きです - 里程標
街道が好きです - 道路開通記念碑

街道が好きです - 道標(畑口橋交差点)
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もりひこ

バラ園だより

クイーン・エリザベス
20140526バラ園だより (4)
花が空に向かって凛と咲いています。
20140526バラ園だより (5)
1954年にエリザベス女王に捧げられ、そして1979年、World Federation of Rose Society(世界バラ会連合)の殿堂に入った栄誉あるバラです

ポールズ・ヒマラヤン・ムスク
20140526バラ園だより (1)
大きな木の、はるか上まで茂っています。
20140526バラ園だより (2)
桜に似た柔らかなピンクの花です。

バレリーナ
20140526バラ園だより (6)
その名の通り、チュチュ(バレエで着用されるスカート状の衣装)をパッと広げて舞う姿のように華やかです。
20140526バラ園だより (7)
たくさんの花が枝を覆っています。

 

もりひこ

里山に茂る山野草

当館が、木々鬱蒼としげる豊かな自然の山中に開館して、はや30年を迎えます。

次第に道路や遊歩道が整備されて、今ではご来館の皆様には春の桜、秋の紅葉をはじめ、四季折々の自然をお楽しみいただけるようになりました。

山野草の持つ人知の及ばない造形には、満天の星空を見る時の、遠い深い世界へと吸い込まれるような感覚を味わうときもあります。

20140522里山に茂る山野草 (3)ノアザミ

20140522里山に茂る山野草 (5)ノイバラ
20140522里山に茂る山野草 (4)タニウツギ

今から梅雨を迎えますが、この時期ならではの自然が織りなす競演を、当館でお楽しみになりませんか。

20140522里山に茂る山野草 (1)ササユリ
20140522里山に茂る山野草 (2)ウラジロ

 

もりひこ

ムラサキカタバミ

路傍のあちらこちらにムラサキカタバミが咲いています。

00ムラサキカタバミ (1)

江戸時代末期に輸入された植物ですが、今では日本中に広まって
とても可憐な花が目を楽しませてくれます。

00ムラサキカタバミ (2)

ちなみに、「繁殖力が強く、畑地では難防除の雑草となっており、在来種と競合するおそれがある」として、環境省から『要注意外来生物リスト』に挙げられているので、その繁殖には注意が必要です。

 

もりひこ

バラ園だより

プリンセスと名の付くものを中心として、王侯貴族にゆかりのバラが数多くありますが、
今花を結んでいるのは

20140517バラ園だより (1)
“マサコ”

1994年にイギリスで作られた、ふわりとしたピンクの花びらが幾重にも優しくかさなる、豪華で香り高い花です。

 

バラ園の近く

すぐ上にある桜の園の横に、椿の並木があります。
どの品種の椿も花を落としていて、夏を迎える準備ができたんだなあと思っていると、
コンロンコクがまだ枝の奥にこっそりと花をつけていました。
20140517バラ園だより (3)

 

もりひこ

ムカシヤンマ!!? 追加報告

5月12日に『ムカシヤンマ!!?』と紹介したトンボについて、広島市森林公園こんちゅう館さまより、-このトンボはムカシヤンマで間違いないですよ-とのご連絡を頂きました。

20140516ムカシヤンマ追加報告

広島県では“準絶滅危惧”に指定されている昆虫のようです。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/47/j-j2-reddata-koncyuu.html

これからも種を絶やすことなくこの杜で元気に育ってほしいものです。

広島市森林公園こんちゅう館さまご連絡有難うございました。
http://www.hiro-kon.jp/

 

もりひこ

サクランボとバラ そしてアナグマ!

梅雨がすぐそこまでやってきました。
皆様にお楽しみいただきました「花と宴」展も残すところあと2週間です。
展覧会の初めのころ、満開の花で迎えてくれた桜も今は実桜。

20140512バラとサクランボ そしてタヌキ!オオシマザクラの実桜 (2)

20140512バラとサクランボ そしてタヌキ!サクランボ (2)
↑ソメイヨシノ

20140512バラとサクランボ そしてタヌキ!タヌキ (10)
↑サクランボ 熟したら小鳥が一番についばみに来ます
(人にはご遠慮いただいております)

 

バラはチャイコフスキーになりました。
20140512バラとサクランボ そしてタヌキ! チャイコフスキー  バラ園 (9)
↑チャイコフスキー

 

バラ園で、ふと空を見上げると、藤に似たニセアカシアの花がもうすぐ開花を迎えようとしていました。

20140512バラとサクランボ そしてタヌキ! ニセアカシア バラ園 (6)
20140512バラとサクランボ そしてタヌキ! ニセアカシア バラ園 (5)
↑ニセアカシア

海の見える杜美術館の入り口、杜の遊歩道は、いつ来ても心を和ませてくれます。

 

もりひこ

 

追伸

20140512バラとサクランボ そしてタヌキ!バラ チャイコフスキー (3)
遊歩道を散策していると、アナグマ(ムジナ)が出てきました。