ソメイヨシノが満開です。

ベニヤエシダレも満開になりました。

盛りを過ぎたサクラの花の花びらが舞っています。
「平家物語絵 修羅と鎮魂の絵画」にお越しの際は、散りゆくサクラに平家への想いを重ねていただければと存じます。
もりひこ
ソメイヨシノが満開です。
ベニヤエシダレも満開になりました。
盛りを過ぎたサクラの花の花びらが舞っています。
「平家物語絵 修羅と鎮魂の絵画」にお越しの際は、散りゆくサクラに平家への想いを重ねていただければと存じます。
もりひこ
こんにちは。特任学芸員の岡村嘉子です。現在、香水瓶展示室では、企画展示室で開催中の「平家物語絵 修羅と鎮魂の絵画」に合わせて、フロマン=ムーリス(帰属)《香水瓶》(うみもり香水瓶コレクション16)とともに、古の兵士つながりで、こちらの作品を公開しています👇
《アリュバロス 兜を被った頭部》ロドス島(?) ナウクラティス(?)、紀元前6世紀初頭、テラコッタ、彩色、海の見える杜美術館、ARYBALLOS TETE CASQUEE, – Greece,Rodhes(?),Naucratis(?),Early VIth century BC., Terracotta, Umi-Mori Art Museum,Hiroshima ©海の見える杜美術館、Umi-Mori Art Museum,Hiroshima
こちらは、紀元前6世紀初頭にギリシャでつくられた香油入れです。
陶器の製造がさかんであった古代ギリシャには、様々な器の形が存在しました。その形それぞれに名称があり、本作品名に付された「アリュバロス」も、まさに器形を表す言葉です。この一言で、細い首を持った球形または球状の小瓶のことを表しています。
そういえば、以前、ブログの「香水散歩」でご紹介したオランダ・ライデン国立考古博物館 の古代ギリシャ展示室の作品や、それに合わせてお目に掛けた海杜所蔵の作品も、アリュバロスでしたね!
こちらです👇
《アリュバロス 兜を被った頭部》ギリシャ、コリントス、紀元前6世紀、テラコッタ、海の見える杜美術館 ARYBALLOS Greece,Corinth,VIth century BC., Terracotta, Umi-Mori Art Museum,Hiroshima ©海の見える杜美術館、Umi-Mori Art Museum,Hiroshima
アリュバロスには、上の画像のように絵付けされたものが数多く存在する中で、今回の出品作は、まるで彫刻のように、兜をつけた青年の頭部がかたどられた珍しい形をしています。
兜の額部分に施された繊細な植物文様の線刻に目を見張りますが、なによりも強い印象を残すのは、目を中心としたこの顔立ちです。そこには、つい「これぞギリシャ人!」と言いたくなるような要素が詰まっています。
例えば、まずはこの鼻。いわゆる「ギリシャ鼻」と呼ばれる、鼻梁の高さを誇る鼻は、額から鼻の先にかけて一直線に、次第に高くなっています。斜め横から見ると、鼻が直角三角形のようであることやその高さが顕著ですね!
そして、この美しい鼻よりもさらに印象的であるが、深く刻まれた大きな両目でしょう。このようなアーモンド形をした目は、当時のギリシャ彫刻の特徴でもありました。それゆえ本作品は、手のひらにちょこんと乗るほどの、7cmに満たない小さな容器でありながら、ギリシャ彫刻の美を味わわせてくれるのです。
ところで、本作品の製造地はエーゲ海のロドス島か、あるいは古代エジプトのギリシャ人都市ナウクラティスか、いまだ特定されていません。
ロドス島は、ギリシャ陶器の一大産地の一つであり、紀元前7世紀以来、数多くの香水瓶を製造しては、近隣諸国へ輸出していました。そのため、近東やエジプト等で見つかった香料入れにも、ロドス島で製造されたものが数多く含まれています。そのことから、ロドス島が製造地であることは十分考えられるでしょう。
では、ナウクラティスはいかがでしょうか。ナウクラティスは、紀元前7世紀以来、ナイル川のカノポス分流西岸にて栄えたギリシャ人交易都市です。この地もまた、窯業も盛んであったと考えられています。そのためでしょうか、この地に残るギリシャの神々を祀る神殿跡の付近では、多くの陶器が発見されています。
もし本作品がナウクラティスで製造されたとすると、ロドス島とは全く異なる想像を与えてくれるのが面白いところです。世界最古の歴史書である、古代ギリシャの歴史家ヘロドトスの著作『歴史』には、嵐で難破しナイル川デルタ付近に流れ着いたギリシャ人の海賊が、エジプト第26王朝のファラオ、プサムテク1世(治世:紀元前664-610年頃)を守るために、傭兵となって勝利に貢献したことが記されています。その報酬として、エジプトにギリシャ人のための土地が与えられたのをきっかけに、傭兵らの子孫の時代になっても、ファラオとの関係が続き、やがて他の地にも定住が許されるようになったとされています。ナウクラティスもそのひとつです。
そのような歴史を踏まえて、この作品の前に立つと、ナウクラティスに生きたギリシャ人の先祖である、古のギリシャ人傭兵の存在に思いを馳せずにいられません。
もしかしたら古代の人々のなかに、先祖を思う心を込めてこの形の香油入れを持った人がいたのでしょうか――はるか遠い古の出来事は、すべてが解明されていないからこそ、自由な想像の余地が残されているのです。
岡村嘉子(特任学芸員)
サクラの花が満開です。
駐車場まであと少しの道の途中にシダレザクラが咲いています。
駐車場はソメイヨシノとシダレザクラが満開です。
駐車場から瀬戸内海を眺めると満開のサクラの向こうに平家ゆかりの厳島 宮島を望みます。
駐車場の下は立ち入り禁止区域なのですが、そこには佐野藤右衛門氏のお手による祇園枝垂れ桜が、淡いピンクのサクラ満開の枝を華麗に広げています。
駐車場から美術館に続く杜の遊歩道のサクラも次々と満開を迎えています。
鏡池のヤエベニシダレはこれから満開を迎えます。
平家物語絵 修羅と鎮魂の絵画展にお越しの際は、平家ゆかりの瀬戸内海と厳島を背景にサクラの花々をご堪能下さい。
もりひこ
ソメイヨシノが満開になりました。
駐車場のソメイヨシノも満開です。
美術館の敷地には20種類以上の桜の木があります。
これから次々と満開を迎えます。
平家物語絵 修羅と鎮魂の絵画 とあわせてお愉しみください
もりひこ
ソメイヨシノはいま 5分~8分咲きです。
標高差が100メートルあるので開花の時期が場所によって違います。
満開はこれからです。春季特別展 平家物語絵 修羅と鎮魂の絵画 と一緒にお楽しみください。
もりひこ
ソメイヨシノ(染井吉野)の開花が始まりました。(27日)
なかには5分咲きぐらいになった木もあります
佐野藤右衛門氏が手掛けられた祇園枝垂れ桜 一重白彼岸枝垂桜も開花が始まりました
近辺は立ち入り禁止ですので遠方よりお楽しみください。
もりひこ
カワヅザクラ(河津桜)が満開です。若葉がすこしずつ芽を出し始めました。
カンヒザクラ(寒緋桜)は満開です。
ソメイヨシノ(染井吉野)はまだつぼみです。
これからソメイヨシノ(染井吉野)・シダレザクラ(枝垂桜)・ヤエザクラ(八重桜)が花開きます。平家物語絵展期間中の4月中旬、開花が長ければ下旬まで桜の花を楽しむことができます。
もりひこ
3月27日放送のNHK Eテレ「日曜美術館アートシーン」で、「平家物語絵展」が紹介されることになりました。放送時間などの情報は番組のホームページでご確認ください。
桜のつぼみが少しずつ開いてきました。ご来館お待ちしております。
3月19日平家物語絵 修羅と鎮魂の絵画展が開幕しました。
展覧会初日の3月19日には平家ゆかりの厳島 瀬戸内海の方向に虹がかかりました。
その日は昼から何度も何度も虹がかかりました。
平家の人々が行き来した瀬戸内を見晴らす美術館で、平家物語絵展をお楽しみください。
もりひこ
カワヅザクラ(河津桜)が満開です。
駐車場のすぐ横に並木道があります。
平家と深いゆかりのある厳島を河津桜ごしに望みます。
平家物語絵 修羅と鎮魂の絵画 3月19日(土) いよいよ開幕です!
もりひこ