物語絵巻を文化遺産オンラインで公開しています

物語絵巻を文化遺産オンラインに登録したので、ぜひご覧ください。

以前ブログに公開した物語絵巻を採録しますので、こちらもご覧ください。

太い字をクリックするとブログのページが開きます。

動画の画面をクリックすると、絵が動き出します。

道成寺縁起絵巻(パワーポイントで作った絵巻アニメ1/4)

 

三井寺絵巻(パワーポイントで作った絵巻アニメ2/4) 

 

八幡宮縁起絵巻(パワーポイントで作った絵巻アニメ3/4)

 

天神の本地絵巻(パワーポイントで作った絵巻アニメ4/4)

 

うみひこ

浮世絵 を文化遺産オンラインで公開しています

「文化遺産オンライン」で、海の見える杜美術館の所蔵品公開を進めています。
いま「浮世絵」のデータを入力していますので是非ご覧ください。

ところで、当館の所蔵する浮世絵の中で、歌川広重の花鳥画の一群は際立っていて、展覧会「生誕二百年記念 広重・花鳥画 王舍城美術寳物館所蔵」(*) 太田記念美術館1997年や、「姫路市立美術館開館30周年記念・神戸新聞創刊115周年記念・海の見える杜美術館所蔵  広重」 姫路市立美術館2013年などで特別公開されてきましたが、はたして当館の歌川広重花鳥画コレクションの規模は、客観的にはどれくらいなのでしょうか。

当館学芸員青木隆幸氏の調査データ (2014年1月18日版)には、世界の美術館で所蔵されている歌川広重花鳥版画1828点、836種類が登録されていて、その内の243点、183種類が当館の所蔵となっています。 所蔵数上位5館は以下のとおりです。
ボストン美術館                                         863点
ホノルル美術館                                        316点
海の見える杜美術館                                243点
ロードアイランドデザイン学校美術館        220点
メトロポリタン美術館                                  81点

月に雁 歌川広重

月に雁 歌川広重

うみひこ

*「王舍城美術寳物館」は「海の見える杜美術館」の旧称

 

 

中国版画の素材分析調査

以前もご紹介しました通り、海の見える杜美術館では、東京芸術大学の研究チームのみなさんと、長い時間をかけて、作品に使われている紙や絵の具の調査分析をしています。

今回は、

20160929 中国版画の素材分析調査 (3)複合エックス線装置 XRDF
①蛍光エックス線分析装置    XRF

20160929 中国版画の素材分析調査 (2)複合エックス線装置 XRDF
②複合エックス線装置      XRDF

20160929 中国版画の素材分析調査 (5)
③フーリエ変換式赤外分光分析機 FTIR

という、やたら難しい名前の、とても精密な分析機器を美術館に持ち込んで調査をしました。全部合わせると立派な家が建つくらい、高価な機械だそうです。

これで何を調べるかというと、

①のXRFは、とても弱いエックス線を当てて、反射してくるエネルギーを測り、どのような元素が作品にあるのか大まかに判断します。1つのポイントを計測するのに1分ぐらいかかります。

②のXRDFは、エックス線を当てる角度を何十回も変えて照射して、その反射してくるエネルギーを測るので、1つのポイントを計測するのに約30分もかかります。これで元素と原子の並びが分かるそうです。

③のFTIRは、赤外線を物質にあてて、反射パターンの特徴を読み取って物質を特定します。

これまで、紙の繊維や絵の具の粒子の拡大撮影、赤外線撮影、紫外線撮影もしています。これから、科学の目でみたデーターを全部合わせて分析します。気の遠くなるような作業ですが、紙や絵の具などについて、わからなかったことが分かるようになり(それでもわからない材料もあります!)、作品の制作地、制作年代、制作技法など謎の解明につながるかもしれません。

結果が出たら、またご案内します。

20160929 中国版画の素材分析調査 (4)
写真右から、木島隆康先生、桐野文良先生、塚田全彦先生、大久保早希子先生、ここには写っていませんが半田昌規先生。丸3日間、部屋にこもりっきりで調査にあたりました。

おつかれ様でした。そしてこれからよろしくお願いします。

うみひこ

天神の本地絵巻(パワーポイントで作った絵巻アニメ4/4)

絵巻は、1000年以上前から日本で愛されているエンターテイメントだと思います。

右から左にまいていくと、詞書と場面とが目くるめく世界を繰り広げてくれるのです。まるで映画を見ているようです。

近頃では、漫画の始まりだとかいろいろ言われることもあるようですが、昔の人がどんな風に絵巻を楽しんだのか、仮想体験できるかなと、ちょっとパワーポイントで作ってみました。

音声は左大臣光永さまに吹き込んでいただきました。原文のまま朗読の箇所もあるのですが、文章の意味が分からなくても、十分に内容が感じ取れる、そんな臨場感あふれるナレーションになっています。やはりプロの方はすごいですね。ありがとうございました。

天神の本地(てんじんのほんじ)
絵巻 一巻
室町時代後期 写
箱題「天神の本地」
Tenjin-no-honji
延喜帝の時、菅原大臣菅丞相是善の家に5,6歳の稚児が来て、父子となった。稚児は才学豊かに成長し菅原道真となり、帝の覚えもめでたかったが、菅原時平大臣の奸計により、道真は太宰府に流される。飛梅の奇跡(注)等の後、道真は天満大神となり、都において雷となって時平大臣を骨もみじんに消し去ってしまう。比叡山の法性房の努力により、菅丞相は天に登り神となった。
『天神縁起』と同内容であるが、細部は異なり、別の物語として扱われてきた作品。『天神縁起』には、古くからのさまざまな絵巻物が存在しているが、本物語にも諸本が多くあり、多くは絵入りで伝わる。また、それぞれの本を比較すると、少しずつ内容が異なり、いわゆる異本関係を形成している。本書は室町時代後期に作られた絵巻。絵が古雅な雰囲気で、いかにも御伽草子的な味わいでかわいらしい作品である。
注…菅原道真が太宰府に左遷されて家を出るとき、「東風吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」と詠んだ梅の木が、あるじの配所である太宰府の庭に飛んで生え匂ったという故事に由来して今に伝えられている。
(「物語絵 ―奈良絵本と絵巻に見る古人のこころ―」展 図録解説より)

この動画は2013年の展覧会「信仰と美術Ⅰ」海の見える杜美術館展示会場で使用しました。

うみひこ

八幡宮縁起絵巻(パワーポイントで作った絵巻アニメ3/4)

絵巻は、1000年以上前から日本で愛されているエンターテイメントだと思います。

右から左にまいていくと、詞書と場面とが目くるめく世界を繰り広げてくれるのです。まるで映画を見ているようです。

近頃では、漫画の始まりだとかいろいろ言われることもあるようですが、昔の人がどんな風に絵巻を楽しんだのか、仮想体験できるかなと、ちょっとパワーポイントで作ってみました。

そしたら思いのほか楽しくて・・・。

八幡宮縁起(はちまんぐうえんぎ)
絵巻 一巻
大永七年(1527) 写
箱題「八幡大神宮縁起絵巻」
Hachimangu-engi
八幡大菩薩は、第15代応神天皇のことである。母である神功皇后が新羅などを討つために九州へ向かったとき、白髪の老翁があらわれ、皇后に付き従うことになる。皇后は、腹の中の皇子に帰朝するまで生まれぬように言い含め、新羅を討ち従えた後、筑前宇佐の宮で12月14日に誕生した。その後、応神天皇は、豊前国宇佐郡で出家し、そこを正覚寺といった。大菩薩の本地は自在王菩薩である。
 本図は八幡大菩薩の縁起絵巻である。類書に『神功皇后縁起』がある。鎌倉時代末期制作という絵巻や、室町時代制作という絵巻が複数現存している。本書は、片仮名交じりの古絵巻。本文には、罫線が引かれる。末尾に、「吉安」「大永七」と記される。また、「淡路島 浜天神宮旧蔵」と箱書きに見える。寺社の縁起絵巻には、年号や制作者が記されることが多い。
(「物語絵 ―奈良絵本と絵巻に見る古人のこころ―」展 図録解説より)

この動画は2013年の展覧会「信仰と美術Ⅰ」海の見える杜美術館展示会場で使用しました。

うみひこ

三井寺絵巻(パワーポイントで作った絵巻アニメ2/4)

絵巻は、1000年以上前から日本で愛されているエンターテイメントだと思います。

右から左にまいていくと、詞書と場面とが目くるめく世界を繰り広げてくれるのです。まるで映画を見ているようです。

近頃では、漫画の始まりだとかいろいろ言われることもあるようですが、昔の人がどんな風に絵巻を楽しんだのか、仮想体験できるかなと、ちょっとパワーポイントで作ってみました。

そしたら思いのほか楽しくて・・・。

三井寺(みいでら)
絵巻 一巻
室町時代末期 写
外題 三井寺
Miidera
 三井寺に住む僧が、どこからともなく来た稚児を連れて、名月の庭に出る。そこに物狂いの女が来て、藤原秀郷が運んできたという鐘を打とうとする。それを止めに入ると、その女は稚児の母であるとわかる。稚児は、人買い商人に連れられて、駿河の国清見が関からやって来たと打ち明け、母子は再会する。母は、子供が行方不明になったことから物狂いになったのであった。その後、一家は末繁昌したという。
 能『三井寺』を絵巻化した作品。能の詞章をほぼそのまま本文として写している。27の『松風村雨』も同じ系統の作品。能の作品が絵巻化される例はいくつかあり、その際、謡曲の詞章をそのまま本文として使うものと、詞章を物語化してしまうものとがある。物語化したものは、御伽草子としていちづけられるので、能は御伽草子成立の題材となることがわかる。本書の絵は、古雅な奈良絵本タイプで、美しく可愛らしい。
(「物語絵 ―奈良絵本と絵巻に見る古人のこころ―」展 図録解説より)

この動画は2013年の展覧会「信仰と美術Ⅰ」海の見える杜美術館展示会場で使用しました。

うみひこ

道成寺縁起絵巻(パワーポイントで作った絵巻アニメ1/4)

絵巻は、1000年以上前から日本で愛されているエンターテイメントだと思います。

右から左にまいていくと、詞書と場面とが目くるめく世界を繰り広げてくれるのです。まるで映画を見ているようです。

近頃では、漫画の始まりだとかいろいろ言われることもあるようですが、昔の人がどんな風に絵巻を楽しんだのか、仮想体験できるかなと、ちょっとパワーポイントで作ってみました。

そしたら思いのほか楽しくて・・・。

道成寺縁起(どうじょうじえんぎ)
絵巻 二巻
室町時代末期 写
箱書「行秀道成寺縁起」
Dojoji-engi
醍醐天皇の時、奥州から、見た目の美しい僧が、熊野参詣にやって来た。紀伊の国真砂に宿があり、亭主清沢の庄司のもとの女が、その僧を好きになる。女が僧を誘うが、僧は熊野から戻るときに会うと約束する。女は待ちこがれ、僧が下山すると、蛇身となって、僧を追いかける。日高郡の道成寺で、僧が助けを求めると、寺僧たちにより、大鐘の中に身を隠されるが、蛇身となった女は、火炎を吐いて鐘ごと燃やし、僧を焼き殺してしまう。
現代でも絵巻を使用して絵解きが行われている作品。能や歌舞伎にも多くの道成寺物があり、文学のみならず演劇にも影響が大きい。道成寺には、室町時代写の原本があり、その摸本で絵解きが行われてきた。道成寺本と本書は、字体まで似せて作られている。絵巻の場合、江戸時代中期まで、字体まで模写する行為はほとんど行われていないことから、本書はそれ以降の模写の可能性もある。
(「物語絵 ―奈良絵本と絵巻に見る古人のこころ―」展 図録解説より)

この動画は2013年の展覧会「信仰と美術Ⅰ」海の見える杜美術館展示会場で使用しました。

うみひこ

 

鍵がない鞄(カバン)

海の見える杜美術館の収蔵庫に 錠をあける鍵がない鞄(カバン)がありました
20160223 合鍵(あいかぎ)を作りました (1)
一体いつの時代の鞄でしょうか
鍵穴をよく観察してみると
20160223 合鍵(あいかぎ)を作りました (2)
簡単な構造です 何とかなりそうです

元の金具を傷めない柔らかさがあって
でも回すと錠を外すことができる堅さもある
20160223 合鍵(あいかぎ)を作りました (3)
折れた傘を修理する金具を鍵の素材に選びました

20160223 合鍵(あいかぎ)を作りました (4)
ニッパーとやすりを使って

20160223 合鍵(あいかぎ)を作りました (5)
こんな感じに出来あがりました

20160223 合鍵(あいかぎ)を作りました (6)
差しこんで

20160223 合鍵(あいかぎ)を作りました (7)
一回転まわすと・・・  カチャ・・・

20160223 旅行用化粧香水瓶
きれいなガラスの小瓶が収納されていました

20160223 旅行用化粧香水瓶 (2)
旅行用に何かを入れるための鞄のようですね

展示公開が待ち遠しいです

うみひこ