2019年春の特別展「幸若舞曲と絵画―武将が愛した英雄たち」の予告です①

2019年3月2日から開催される、春季特別展「幸若舞曲と絵画―武将が愛した英雄たち」にむけて、目下準備を進めています。

 

展覧会タイトルの「幸若舞曲(こうわかぶきょく)」という言葉、ご存知の方は少ないかもしれません。幸若舞曲とは、南北朝時代に始まり、室町時代から江戸時代初期にかけて流行した芸能で、幸若舞(こうわかまい)とも呼ばれます。源平合戦のエピソードや、源義経を主人公とした「判官(ほうがん)物」、曽我兄弟の仇討の顛末を伝える「曽我物」など、平安時代末〜鎌倉時代初の武将の活躍を語る演目が多く、戦国武将たちにも大いに愛好されました。織田信長の幸若好きはよく知られていますし、豊臣秀吉も信長に続いて幸若大夫(たゆう。幸若の語り手)に知行を与えています。江戸時代に入ると能とともに幕府の式楽(幕府の儀式に用いられる音楽や舞踊)に採用されるなど、当時の武士たちのたしなみのひとつでした。名称には「舞」とありますが、動きよりもむしろ、面白い物語を良い声で歌うところに妙味があったようです。残念ながらその人気はやがて衰え、幕末には一度途絶えてしまいます(現在は福岡県のみやま市で幸若舞保存会によって復興され、国の指定重要無形民俗文化財に指定されています)。そのためか、現代の我々にとっては、能や歌舞伎、浄瑠璃など他の芸能に比べて馴染みのないものになってしまいました。

展覧会では幸若舞曲の演目を主題に描かれた屏風や絵巻・絵本の作品をご覧頂きます。特に江戸時代初期、17世紀に多くの作例があり、いかにこの主題が人気だったかを伺わせます。

ブログでは、展覧会の公開に先立って幸若舞曲の内容や作品の見どころを書いていきますので、ご興味持っていただけたらうれしいです。とはいえ、幸若舞曲と言われてもあまりピンと来ない方が大多数だと思います。まず今回は幸若舞曲を少しだけ身近に感じて頂ければと思い、信長の幸若舞曲愛好を伝えるエピソードをご紹介します。

 

永禄三年(1560)、信長は大軍を率いた今川義元を相手に劣勢に立たされます。5月19日明け方、さらに二つの砦が落とされたという報に接した信長は、「人間五十年、化天(げてん)のうちをくらぶれば、夢幻(ゆめまぼろし)のごとくなり」と、「敦盛(あつもり)」の一節を舞った後、ただちに寡兵を率いて出陣します。桶狭間の戦い直前のこの有名なエピソードは『信長公記』(1600年頃成立。信長の入京から本能寺の変までの出来事を記述)に記されています。司馬遼太郎の『国盗り物語』がとりあげ、また、市川雷蔵主演「若き日の信長」(1959年)や、黒澤明監督「影武者」(1980年)などの映画で映像化されました。テレビの時代劇や大河ドラマにもこの場面はよく登場しますので、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。

さて、これらの映画やドラマで信長を演じる俳優さんたちは、ほぼ決まってこの一節を能の仕舞のように謡い舞うのですが、実はこの有名な一節、能ではなく、幸若舞曲なのです。

能にも、幸若舞曲にも、源平合戦で命を落とした悲劇の若武者、敦盛について語る「敦盛」という曲があります。

敦盛を呼び止める直実 《平家物語扇面画帖》(海の見える杜美術館所蔵)より

敦盛を呼び止める直実 《平家物語扇面画帖》 江戸時代・17世紀(海の見える杜美術館所蔵)より

一の谷の合戦に敗れた平家の敦盛はひとり逃げ遅れます。これを源氏の武将、熊谷直実(くまがいなおざね)が呼び止めて討ち取ろうとしますが、敦盛が自分の息子と同じ年の若者であることを知り、助けたくなるのです。しかしここで平家の武者を助けては自分が裏切り者と謗られてしまうというジレンマの中で、涙をのんで敦盛を殺し、直実はこの出来事を機に出家します。能も幸若も粗筋は同じですが、直実が出家を決意した時の台詞「人間五十年、化天の内を比ぶれば、夢幻(ゆめまぼろし)のごとくなり、一度生を受け、滅せぬ物のあるべきか」、つまり信長が口にした一節は、能の「敦盛」には存在せず、幸若舞曲の「敦盛」からとったものです。

高野山で出家を遂げる直実

高野山で出家を遂げる直実 《舞の本絵本》のうち「敦盛・下」 江戸時代・17世紀(海の見える杜美術館所蔵)

義元の大軍に挑むその直前にこの一節をうたった信長の心情はどのようなものであったのか、思わず想像してしまいますね。同時に幸若舞曲の節がいかに信長の身に馴染んだものであったのかが伺えます。他にも、徳川家康を安土に迎えた際に信長が幸若と能を上演させたという記録や、または家康自身が戦場に大夫を同行させた記録が残るなど、幸若舞曲は戦国武将たちのごく身近にあったようです。大夫に上演させてそれを楽しんだり、あるいは自身が折にふれて口ずさんだりしながら、命を散らす古の英雄たちの境遇に、明日をも知れぬ戦いのさなかにある自分たちを重ねていたのでしょうか。

 

幸若舞曲は芸能として成熟する中で演目の数を絞り、特に人気のあった36曲の演目が、江戸時代寛永年間(1624〜1645)に『舞の本』として挿絵入りで出版されます。この版本をもとに、大変豪華な絵巻や絵本が作られました。当館所蔵の《舞の本絵本》や、アイルランドのチェスター・ビーティ・ライブラリィ等が所蔵する《舞の本絵巻》、日本大学図書館所蔵の《幸若舞曲集》などがそれにあたります。これらはいずれも松平家などの大名家が発注、所蔵したものと考えられています。戦国時代が終わり、江戸の世も落ち着きを見せ始めた時期、大名たちは武士としての自分たちのアイデンティティの証として、古の英雄の活躍を語り、往年の戦国武将たちに愛された幸若舞曲を、絵巻や絵本のかたちで手元に置きたかったのでしょう。

 

展覧会では幸若舞曲の世界を、絵を通して楽しんでいただければと思っています。今後のブログでも、面白い物語や、特に見ごたえのある作品などご紹介していきます。

谷川ゆき

【2019年春期特別展 幸若舞曲と絵画—武将が愛した英雄たち】

■期  間 2019年3月2日(土) 〜 5月12日(日)

■開館時間 10:00-17:00 (入館は16:30まで)

■休  日 月曜日、4月30日(火)、5月7日(火) ※ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・祝)は開館

■入  料 一般¥1,000 高・大学生¥500 中学生以下無料 *障がい者手帳などをお持ちの方は半額。*介添えの方は1名無料。20名以上の団体は各200円引き。

■主  催 海の見える杜美術館

■会  場 海の見える杜美術館(広島県廿日市市大野亀ヶ岡701)

■後  援:広島県教育委員会、廿日市市教育委員会

西山翠嶂展のみどころ その1

こんにちは、ご無沙汰しております。

 

10月27日より西山翠嶂展が始まり、はや1ヶ月が経とうとしております。

西山翠嶂とは、京都・伏見に生まれ、竹内栖鳳に弟子入りし絵画を学んだ日本画家です。展覧会で入賞を重ね、画家としての確固とした地位を築き、京都市立美術工芸学校および同絵画専門学校の校長や官展の審査員などの要職を務めたほか、多くの弟子を育てた近代の京都画壇において重要な画家です。

ただ、「知られざる京都画壇の巨匠」というサブタイトルをつけさせていただいたことからもおわかりになるように、彼の師・竹内栖鳳や、土田麦僊ら彼の弟弟子たちと比較してみても、もっともっとこれから知られていくべき画家です。

 

さて、今回の展覧会は、その知る人ぞ知る京都画壇の巨匠、西山翠嶂が描いた名品の数々をご覧いただけるまたとない機会です。

展覧会で、翠嶂という画家の魅力を知っていただきたいと思っておりますので、遅ればせではございますが、このブログでも展覧会について、翠嶂についてご紹介していきたいと思います。

 

 

 

まず、この展覧会の大きな見どころとしまして、「大下絵」があります。

5.採桑 大下絵

《採桑 大下絵》 1914年(大正3)頃

 

落梅

《落梅 大下絵》 1918年(大正7)頃

 

これらは、文部省美術展覧会(通称・文展)に出品した作品のための大下絵(原寸大の画稿)です。ただ、《採桑》も、《落梅》も、完成作品がどこに所蔵されているのか、今も現存しているのかどうかが分かっておりません。ですので、現在、西山翠嶂という画家を知る上でこれらの画稿はきわめて貴重な資料となっています。

 

下絵といえども、翠嶂作品の持つ豊かな詩情は充分に味わっていただけることと存じます。特に女性の腕やほほの線の美しさなど、ぜひゆっくりご覧いただいきたいです。

 

実は私が翠嶂という画家をとりあげてみたいと思ったきっかけは、これら下絵を見たことに始まりました。「ああ、こんなみずみずしい素晴らしい作品を描いた画家がいたのか」と、数年前に思い、多くの方にこの画家の魅力を知っていただきたいと思い、展覧会の準備をすすめてきました。

 

このたびの展覧会のため、財団紙守さまに修復を行っていただきましたので、上の写真よりもさらにきれいになってごらんいただけるようになっております!

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作品保護のため、照明は少し暗めではありますが、たくさんの作品をゆっくりご覧いただけるように展示しております。この展覧会で一人でも多くの方に翠嶂作品の魅力を知っていただければ幸いです。

 

 

森下麻衣子

第4回 香水散歩 東京都庭園美術館
「エキゾティック×モダン、 アール・デコと
異境への眼差し」展内覧会 後編

こんにちは、クリザンテームです。

前回同様、東京・白金にある東京都庭園美術館で開催の「エキゾティック×モダン、アール・デコと異境への眼差し」展オープニングレセプションと内覧会の夜が続きます。

さて、ポール・ポワレ着用のガウン《ローブ》の展示場所も、また忘れがたきものでした。美術館のロゴマークにも採用された、アンリ・ラパンのあの名高き《香水塔》の隣に並んでいたのです。

poiret robe 4MP   香水塔

会場風景 ポール・ポワレ《ローブ》の後ろにアンリ・ラパン《香水塔》

 

私は、ちょうど一年ほど前「香水瓶の至宝展」図録の翻訳作業中に出合った、ポワレの次の言葉を思い出しました。

「私のドレスは、あなたの身体のために作るもの。

私の香水は、あなたの魂のために作りたい」

これは、香りが精神に及ぼす効果をよく理解していた、ポワレならではの言葉と言えるでしょう。

展示風景 ブロデールやバルビエのデザイン画やポワレのアフタヌーン・ドレスが、壁の装飾にぴったり合っていますね!

展示風景 ブロデールやバルビエのデザイン画やポワレのアフタヌーン・ドレスが、壁の装飾にぴったり合っていますね!

ところで、当時の異文化へのまなざしを考える上で、1931年にパリで開催された「植民地博覧会」に象徴される、当時の植民地の存在が看過できぬことも、この展覧会は教えてくれます。

展示室をめぐりながら、一アジア人として、また一日本人として、時代と表現をどのようにとらえ、未来に活かすのかを、鋭く突き付けられました。

 

会場風景 フランソワ・ポンポン《シロクマ》1923-33年とジャン・デュナン《森》20世紀前半

会場風景 フランソワ・ポンポン《シロクマ》1923-33年とジャン・デュナン《森》20世紀前半

雨後の清らかな香り先で、見応えのある展覧会に出合い、ふと立ち止まって歴史を考える、いい時節になったことを実感いたしました。

クリザンテーム

「香水瓶の至宝」展時(2018年3月~7月)に公開した、ポール・ポワレ・ロジーヌ社の《香水瓶》1912年頃、透明ガラス、七宝、海の見える杜美術館美術館蔵。 なんと手描きです!

「香水瓶の至宝」展時(2018年3月~7月)に公開した、ポール・ポワレ・ロジーヌ社の《香水瓶》1912年頃、透明ガラス、七宝、海の見える杜美術館美術館蔵。
なんと手描きです!

本記事執筆にあたり、ご協力頂きました東京都庭園美術館の関昭郎氏に心より御礼申し上げます。

写真は、内覧会にて主催者の許可を得て撮影したものです。

「エキゾティック×モダン、アール・デコと異境への眼差し展」

会場:東京都庭園美術館

開催日:2018年10月6日(土)~2019年1月14日(月・祝)

開館時間:11:00-18:00 (夜間開館あり、詳細は下記公式ウェブサイトご参照ください)

休館日:第2・第4水曜および年末年始

2019年1月22日(火)より群馬県館林美術館に巡回

https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/

秋の花

少し肌寒くなった今日この頃。

テラスから見える海は煌めき、空気が澄んでいるからか
宮島の鳥居がとても綺麗に見えます。

そんな宮島の景色を眺めながら飲むコーヒーは格別です。

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杜の遊歩道では秋の花でお馴染みの、
ハギとアレチヌスビトハギが咲いていました。

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(ハギ)                                   (アレチヌスビトハギ)

滴れ落ちるように華やかに咲くハギと、
小さく謙虚に咲くアレチヌスビトハギは対照的ですが
どちらも緑の中に鮮やかなピンクの花が生えてとても綺麗です。

10月も中旬。
少しずつ紅葉している杜の遊歩道ですが
これからイチョウやモミジやタイワンフウが色をつけ見頃を迎えます。

秋の深まりが待ち遠しいです。

20171128杜の遊歩道 タイワンフウ-11
2017年11月28日ブログ「タイワンフウ(台湾楓)の紅葉」より タイワンフウ

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2014年11月24日ブログ「紅葉がみごろを迎えました(4)」より イチョウ

20171202モミジ 紅葉 インスタ
2017年12月3日ブログ「モミジの紅葉がそろそろ」より モミジ

o.s

 

 

第3回 香水散歩 東京都庭園美術館 
「エキゾティック×モダン、 アール・デコと
異境への眼差し」展内覧会 前編

庭園美術館

こんにちは、クリザンテームです。

金木犀の甘い香りに誘われて、そぞろ歩きに心が弾む季節ですね。とりわけ、雨上がりの静かな庭を散策するのは、至福のひとときです。もしその先に、美しい作品の数々が待っていたら……、その喜びを表すのに、どれほど言葉を尽くせばよろしいのでしょう。

このほど、東京・白金にある東京都庭園美術館で開催の「エキゾティック×モダン、アール・デコと異境への眼差し」展オープニングレセプションと内覧会を顧みると、私はまさにそのような思いを抱くのです。

緑深い庭園の先に佇む、優美なアール・デコ様式の旧朝香宮邸を、今に伝える東京都庭園美術館。

海の見える杜美術館所蔵の香水瓶コレクションが、東京で公開された折も(「香水瓶の世界 きらめく装いの美」展、2010-11年)、会場はこの美術館でしたが、こちらは、装飾芸術と自然の豊かな香りを同時に堪能できる、東京随一の美術館と言えるのではないでしょうか。

さて、本展覧会は、フランスにおけるアール・デコの代表的な芸術家たちが、非ヨーロッパ圏の異文化をいかに見つめ、制作に活かしたのかをテーマとしたものです。アフリカやアメリカ、アジアに取材した装飾品や家具、絵画、彫刻はもちろん、貴重な資料がずらりと並び、時代の姿を立体的に見ることができます。

グルー4MP ドレス2MP展示風景 左:アンドレ・グルー《椅子》1924年頃のセットを中心に。右:ポール・  ポワレ《デイ・ドレス》1920年頃、東京都庭園美術館蔵

 

なかでも私は、ファッション・デザイナー、ポール・ポワレ自身が着用した室内用ガウン《ローブ》(1920年頃)が、深く印象に残りました。

ほっそりとしたシルエットのドレスやデザイン画が並ぶなかにあって、恰幅のよい彼の体に合わせたガウンには、時代の先駆者としての彼の威厳と自信が伝わってくるようで、その存在感に圧倒されたのです。

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会場風景 ポール・ポワレ《ローブ》の後ろにアンリ・ラパン《香水塔》

 

赤い生地に龍文様が鮮やかに浮かび上がるこのガウンは、ポワレが設立した香水製造会社ロジーヌ社の香水瓶「ニュイ・ドゥ・シーヌ(中国の夜)」(1913年)と同様、中国から想を得たものでした。

その堂々とした存在感を前にすると、裾の広がったシルエットを、本展覧会企画者の関昭郎氏が「清朝の皇帝服のよう」とご指摘なさるのも頷けます。

さて次回の後編では、本展覧会テーマの背景を取り上げます。どうぞお楽しみに!

クリザンテーム

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「ニュイ・ドゥ・シーヌ(中国の夜)」の香水瓶、1913年、厚紙、布、絹、海の見える杜美術館蔵

 

本記事執筆にあたり、ご協力頂きました東京都庭園美術館の関昭郎氏に心より御礼申し上げます。

写真は、内覧会にて主催者の許可を得て撮影したものです。

 

「エキゾティック×モダン、アール・デコと異境への眼差し展」

会場:東京都庭園美術館

開催日:2018年10月6日(土)~2019年1月14日(月・祝)

開館時間:11:00-18:00 (夜間開館あり、詳細は下記公式ウェブサイトご参照ください)

休館日:第2・第4水曜および年末年始

2019年1月22日(火)より群馬県館林美術館に巡回

https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/

キンモクセイが見頃を迎えています

お布団を離したくなくなる季節になりました。

杜の遊歩道では辺り一面キンモクセイの香りで満たされています。

20181008キンモクセイ(1)

20181008キンモクセイ(2)

 

だんだんと色づく木々、

熟れてゆく果実、

落ち葉を踏む音、

空気の匂いと、少しの肌寒さ。

秋の訪れを、思う存分お楽しみください。

20181008-1 20181008カキ

20181008-3

A.N

 

秋の訪れ…

8月下旬。やっと夏の暑さも落ち着き過ごしやすい秋の季節がやってきますね。

涼しくなってきたので久しぶりに杜の遊歩道を散策しました。IMG_1076 - コピー

楓が少しずつ緑から赤に染まっている様子が秋の訪れを感じます。

9月から11月にかけてモミジやイチョウが赤や黄色に染まり
遊歩道一面絶景の紅葉スポットになります。

SNS映えすること間違いなしです!!

 

他にも今の季節だとムクゲの花が咲いています。IMG_1072 - コピーIMG_1065 - コピー

違う種類に見えますが、どちらもムクゲの花で
形によっては『一重咲き』『半八重咲き』『八重咲き』の3つに分けられます。

また、ムクゲは和歌の世界では秋の季語とされ、
松尾芭蕉や若山牧水など多くの歌人が詩の題材として使っていたそうです。

旧暦の秋は今の夏にあたるため現代では夏の代表的な花となっていますが、
季節を問わず美しく咲く姿を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

美術館にお越しの際は杜の遊歩道を散策され
季節ならではの植物、風景をご堪能ください。

 

O.S

 

ミュージアムショップ (安田泰三 ガラスの世界)

暑さは続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は、受付から見える清々しい宮島の景色に癒されながら日々業務に励んでいます。お体にはお気をつけて楽しい夏をお過ごしください。

今回は、当館ミュージアムショップで展開しております
富山を拠点に活躍するガラス芸術家、安田泰三さんの作品をご紹介致します。

 

【 安田泰三 プロフィール 】DSC05884 (2) - コピー

1972年 神戸市生まれ。
1933年 富山ガラス造形研究所造形科第1期を卒業。
1997年 自身の工房「Taizo Glass Studio」を設立。
1996年 富山市美術展大賞受賞。
2008年 大一美術館現代ガラス展優秀賞受賞。

 

国内外のガラス展で次々と受賞を重ね
日本のガラス芸術を担う作家として注目を浴びています。

 

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宙吹き技法で創造するガラスの柔らかな表情、繊細な文様と
手作りならではの一点一点違う作りは、手に取った際に特別感も感じられます。
私も安田泰三さんの素敵な作品を食卓に並べてみたいです。

 

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その他写真以外の作品もご用意致しておりますので当館にお越しの際は 是非お立ち寄りくださいませ。

O.S

 

はつかいちアートレゾナンスが始動しました

廿日市市にある、アートギャラリーミヤウチ、ウッドワン美術館、はつかいち美術ギャラリー、海の見える杜美術館の4施設が集まって、「はつかいちアートレゾナンス」という美術館、ギャラリー施設のネットワークをつくりました。「レゾナンス」とは「共鳴」「反響」「響き」「余韻」などを意味する言葉です。私たちが連携することで影響を受け合い「共鳴」し、私たちだけでなくアートに触れる皆さんの中に色々な「反響」や「余韻」を生み出し、ちょっとした気づきや生活していくうえでの活力になることを願い、この名前をつけました。

そんなはつかいちアートレゾナンスの活動第一弾は、4月1日(日)、はつかいち桜まつりに参加して行ったワークショップでした。当日はお天気に恵まれて、桜も満開。おかげさまで50人以上の方に参加していただきました。今回はCDにカラフルなシールを貼って「カラフルCDスピナー」を作ってもらいました。

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スピナー、という人気グッズの名前を拝借しましたが、つまりコマです。CDに好きなシールを貼って穴にビー玉を取り付けたらできあがり。白い面にカラフルに貼られたシールが描く模様だけで十分かわいいですが、回してみると思いもかけない色の渦が生まれてまた夢中になります。2〜3歳の小さいお子さんから大人まで誰でも簡単に作れますが、シールの貼り方によってコマが回ったときの表情が違って、なかなか奥が深いです。慎重に考えて規則的にシールを並べる子もいれば、直感にまかせて好きな色を思いつくままに貼っていく子も。余白をたっぷり残すシンプルなものから、埋め尽くす様にシールを貼ったものまで、作り方もできあがりも皆さん個性豊かで、見ている私たちもとても楽しく過ごすことができました。

順調なスタートを切ったはつかいちアートレゾナンス。海の近くから山間部まで、自然豊かな廿日市市の中に点在する私たちが、それぞれの個性を生かしながら協働し、廿日市市でのアートをめぐる体験をより豊かにしていくような活動ができたら、と思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

海杜ホームページ内にはつかいちアートレゾナンスのページを設けましたので、ぜひチェックしてみてください!コンテンツは随時更新していく予定です。

谷川ゆき